草紙 2023-07-25 19:05:42 |
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▼ 一条文子 様(>>19)
さてね。どこの誰だと思う?
(室内に落とされた呟きを耳敏く掬い上げたのは、部屋に足先を踏み入れるとほぼ同時。僅かに開けていた襖の隙間から行儀悪く足と身体を捩じ込んで、声を探るよう音の方向に視線を向ける。怯えた色を頬に乗せる相手の表情を見届ければふいと眠たげな瞼を持ち上げ、口の片端を吊り上げながら独白への応答を。後ろ手で襖を閉めたなら待ち人たる彼女の傍へ、見下ろすのはそれほどの高さもない木台の端。身を起こしているのであろう相手の傍らにゆっくりと腰を落ち着ける。二人分の重さにあえかな悲鳴を上げた木台にはまったく構わず、端麗な顔を横から覗き込むようにして首を傾け、頬に手を這わせては不躾な視線を送り。かと思えば瞼を伏せ、熱を測るかの如く額同士をこつりと合わせながら)……ふぅん、状態は悪くなさそう。これなら薬を飲ませる必要はないか。
(/ようこそいらっしゃいました!勿体ない程のお言葉、細やかな配慮をありがとうございます。また可憐さを武器としながら、内側には堅牢な芯を隠す素敵な娘様が来てくださってとても舞い上がっております…。異割がお迎えに上がりましたが、ご質問、ご指摘などあれば遠慮なくお伝え下さい!)
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