名無しさん 2023-07-04 04:30:37 ID:417a3bf96 |
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(心地よい微風が吹き抜ける静かな森の中、そこそこ高い木に体を預けるように座りながら、眠りこける吸血鬼が1匹。木の葉の隙間から、僅かに溢れる光を防ぐためなのか、深めにフードを被っており。時折、コクコクと船を漕ぐかのように体が上下に揺れては、その動きに合わせるかのように、軽くフードが捲れ上がれば、僅かに綺麗な顔立ちが見え。フード越しに見えた表情は、寝ながら難しい事でも考えているのか、微妙に眉間にシワが寄っていて。
寄りかかって寝ていた木の傍から、微かにガサガサと何かが、歩く音が耳に入れば、微睡んでいた意識が急浮上しては、薄っすらと目を開け。眠たい目を擦り、音のした方へと目線を向ければ、まだ子供だろうか小さな兎が草を食べており。本来ならば、兎の一匹くらいほっといて、直ぐに寝に入るのだが今回はそうはいかず。自分のテリトリーに、人間や人外は勿論、動物すら入れたくはなく、草を食べる兎と目が合えば、ルビーの様に赤く輝く瞳を細め、兎を睨みつければ、危険を察知したのか兎はその場を離れていき。自分のテリトリーを出て、遠くに逃げていく兎を横目に、再度夢の中に戻ろうと試みるも寝れず「…ちっ。折角、微睡んでたのに邪魔しやがって」と、既にもう居ない兎に対して悪態をついた)
(描写多めどころか9割以上、描写になってしまいました…。流石にこれはと自分でも思うので、読んでいただいて、無理ならはっきり仰って下さい!!その場合は、内容を修正しますので!!)
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