名無しさん 2023-06-25 20:10:45 |
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えっと、こんにちは……。
( 最近は仕事量が多くてほとんど職場に缶詰状態だったため、久しぶりの休日を家で過ごしたいのはやまやまだったのだが。髪も伸びてきて鬱陶しかったし、気分転換する為にも美容室へとやってきた。といっても、このように煌びやかな店舗へは来たこと無かったし、事前に調べてみれば結構な人気店で、ただ単にカットしにきただけなのが少し恥ずかしい。
そういえば、この店は店長指名が多いって書いてあったし、自分も誰かを指名しないといけないのだろうか、なんて色んなことを考えていると、そんな様子の表れなのかやや俯き気味で店の扉を開けてやってくる。
そして、店に入った瞬間に店員からの挨拶を聞けば、律儀にも挨拶を返すために視線を上げて目の前の彼を瞳に映す。
金髪でいかにも美容師、といったようにお洒落な男性。しかし、それ以上に、その“顔”に酷く見覚えがあった。
夢でみる彼を実在する人だとは思っていないけれど、あまりに似ている姿に思わず彼の顔をじっと見つめ、彼に聞こえるか聞こえないかぐらいの声量でぼそりと懐かしむように、震えた声で名を呟いた。)
──弦ちゃん?
(/初回ありがとうございます!もし絡みにくいなどございましたらいつでも仰ってください。)
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