魔女と獅子

>グエルさん

あひぃいぃいぃっっ！！シャディクさんじゃなくて私ですみませぇん！！（彼から詰め寄られ、待ち合わせが自分では無い事に申し訳なく、今にも情けなく泣きそうな状態で頭を下げ続ける。瞬間、ピピっと生徒手帳の電子音が鳴り、チャットの中身を見ると例の青年からの連絡内容を読み上げた）『やあ水星ちゃん、グエルに会えたかい？俺急用で来れなくなっちゃったから、後はよろしく！』・・・だ、そうです。うう、私も騙されちゃいましたね…。シャディクさんに実践用の課題教えて貰おうと思っていたんですよ…。MSに関連する本があると聞いて、次の実践授業でなんとか合格を貰いたくて…。───…あの、グエルさん。よかったら…私に、勉強、教えて貰えませんか？（ちょんと彼の裾を掴むと、情けなく泣いた後なのか妙に涙が潤んだ状態になっているが、じっと彼の顔の方へ視線を送り）

（/あ、一つだけ、言うことが…ええと、姓が間違っておりますぞ…。ジェ「ダ」ーク、ではなく、ジェ「タ」ークです。水星、カナ名が似たような名前が多くて戸惑っちゃいますよね…自分も良く間違えます。こちらこそ、全然絡みやすくて助かります！ありがとうございます！）