STORYTaylor 2023-06-19 22:46:38 |
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ッ、ヒ…!!!
く、首ッ……とれ、ッ……い、痛くないの……?
( へらりと気の抜けた笑顔はそのままに、まるで着ぐるみの頭を取るように簡単に自分の頭を持ち上げる彼を見て小さな悲鳴を漏らし。てっきり恐怖やら畏怖やらを感じたのかと思わせたのも束の間、花の薔薇色の唇から零れ落ちた言葉は恐怖よりも心配で。怪我をした時のように血が溢れることもないし、平然と持ち上げた首を元に戻しているところを見る限り痛くは無いようだがそれでも矢張り心配をしてしまうのがお人好したる所以で。薔薇を塗り残したくらいで首を刎ねるだなんて、と〝彼らにとってのアリス〟と同じ言葉をぽつりと口にしては花は形の良い眉をキュ、と寄せて。だがしかしどうやら自分が元の世界に戻れないのを悟りクローゼット中で膝を抱えた彼を見て何故だか花も胸を締め付けられるような感覚を覚えれば、「 ちょっとまってて! 」 と何の脈略もなく、彼が中に居るにも関わらずクローゼットの扉を閉めて。バタバタバタ!ガシャン!と間違いなく転んだだろうなという騒がしい音を立てながら何やらクローゼットの外やら部屋の外やらで作業をして暫く。ギィ、と軽い音を立てながらクローゼットを開ければ、可愛らしい白の小さなローテーブルの上には紅茶やらクッキーやらいちごタルトやら、まるでお茶会のようなセット準備されており。「 貴方の…ジャックさんの世界のお茶会には劣るかもしれないけど、……元気が出るかなって、 」と決してプロでは無い自分が作ったお菓子たち満足して貰えるかどうか、そしてこんな形で彼の不安を和らげることはできるのか、と彼の顔色を伺うように不安そうにちらりと振り向いて。 )
( / めちゃめちゃわかります…!圧がね、本当に凄いですよね…!大きいし、声のハリもすごいし…!だいぶ最後らへんは愉快で親しみやすくなって、人間界に染ったなあとにこにこしてました…笑
ジャックくんがパークで働いたらとんでもない人気になっちゃいますね……!!!花がちょっとだけ拗ねちゃいそうです、、笑 )
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