人魚は哀れな夢を視る(〆)

びっくりしたぁ…。
でも、さすがジョーだ。たすかったよ。

( 彼の魔法によって鮫たちが逃げ出したのはいいが、こちらに向かってきたときは本当にびっくりした。心臓がいくつあっても足りない。未だに音を立てる心臓を何とか落ち着かせようと深呼吸。彼の後ろに続き沈没船へ。)

うん？…うわ…、色々なものがあるね。
あ！ジョーこれ見て！きれいだなぁ…

( 秘密基地へ宝を持っていく。そんな姿を見られていたのかと思うと何だか恥ずかしいのと、バレていないような気がしていたのに、なんて悔しい気持ちを押隠すように、沈没船の古びた入口から中へ入り。当たりを見渡すと、色々なものが。中でも、キラキラとした砂が入った砂時計に目が行くと、彼の方を見て嬉しそうにして。)