比翼連理 . 〆

〈 碧棺 左馬刻 〉

あったらウロウロしてねえよ。あと、俺も行きてえんだわ。付き合えよ。

( 突っ込むかのように軽く笑いながら白く柔らかな手を優しく包み、はぐれないようにしろよ。と優し気な音色で声を掛ける。家族連れの列に着いて行くように歩けば、ガラス張りのオープンして日が浅いことが目に見えて明らかな商業施設が目の前に聳え立っていた。流石にこの辺りに先程のような輩は居ないだろうが、余計な世話を掛けさせないように注意をしながら扉をくぐる。沢山の出店と入り組んだエスカレーターは一種の遊園地のようで、心の奥に仕舞い込んでいる喪失感を呼び起した。近くにある電光掲示板には数えられないほど店の名前が並んでおり、これは案内が難しそうだと苦々しい表情を浮かべ。素直に彼女に聞こうと、顔を寄せ喧騒から逃れるように耳元で問いかけた。 )

あぁ、そういえば今日何買うんだ？服とかか？



〈 鵲裳 つばさ 〉

やったあ！じゃあ早速行こう！

( ムッとした様子の彼に唇を綻ばせながらごめんと手を上げる。その後の全く想定していなかった肯定の返事に、嫌というほど気分が高揚した。普段なら関係性に重きを置いてできないであろうスキンシップ、つまり彼の服の裾を摘んで歩き出す事に全く躊躇も意識も無く。数分駅の方へ歩くと繁華街の中にゲームセンターが見えた。プリクラの機械が立ち並び、カラフルな光に照らされるコーナーで彼の服からぱっと手を離せば機械と暫し睨めっこをする。ぶつぶつと小声で思考をそのまま呟けば、一つの機械に銀色に輝く硬貨を何枚か入れた。レザーのカーテンを両手に持ち、好奇心に満ちたビビッドライトに染められた瞳と楽しげな笑顔を武器に、彼が筐体の中に入るのを無言で待っていて。 )

うーん、アレとソレと……何が違うんだろ？映りとか？でも最近のは全部それなりにいいはず……とりあえずこれでいっか。



──────────────

左馬刻、嫉妬しそうですよねーー！！そしてそれを分かって銃兎なんかは揶揄いそうです……料理を食べさせたい理鶯とさりなちゃんの分を頑張って手分けして食べる左馬刻と銃兎、此方も3人がわちゃわちゃしてるの大好きなのですごいワクワクしてます……何より絵面が本当に面白いですよね！！
此方銃兎も理鶯も動かせるので、是非是非さりなちゃんと絡ませていただけたらと思います……！！

分かります！！！なんだかんだ二郎もお兄ちゃんなので、同級生と仲の良い三郎を見て一郎と二人で和んでほしいです……あと二組とも結ばれてからになると思うのですが、ダブルデートしてほしーーーという思いで最近生きています！( 可愛い女性陣と裏でバチバチな男性陣が見たい )