匿名さん 2023-06-18 15:13:18 |
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〈 碧棺 左馬刻 〉
……チッ、うざってぇ……
( くだらないチンピラとの喧嘩で怪我を作り、病院に行くほどではないと首を振る部下の口を塞ぎながらいつもの病院へと向かった、までは良いものの受付にて返されたのは「 担当の胡桃沢さんは本日お休みです 」との無慈悲な言葉だった。指摘されるぐらいには軽かった足取りは何処へやら、診療が終わった部下と病院で別れればそのまま重い足でふらふらと街を彷徨っていた。眉間に皺を寄せ煙草の箱をガシャガシャと揺らし、出てきた一本を咥えたところで目の前から少女と母親らしき女性が手を繋いで此方へと向かってきているのが見える。心抱いた感傷にいつも通り蓋をして、長く骨張った指で煙草を折りながら暗く人気のない裏路地へと入った。今日はもうずらかるか、そう思った矢先に男の下衆な笑い声が近くで聞こえる。そしてその視界の端で幾度も双眸に焼き付けた、ピンクラベンダーの髪が揺れているのを見逃すはずがなく。鬼の様な形相の先には、銀色に鈍く輝く一つのマイクが握られていて。 )
おいゴミムシが……テメェその女に何しようとしてんだ?ア?
〈 鵲裳 つばさ 〉
あ!山田くんだ、今帰りなの?
( 日直としての用事を終え、先生に礼儀正しく頭を下げて挨拶をする。職員室を出ればオレンジ色の光が校内全体を照らし、夕暮れと呼ぶに相応しい景色をすっかりと映し出していた。まだ人はまばらではあるが残っており、その中に一人のクラスメイトがいないか探す自分に気づく。理由のつかない気恥ずかしさと名前のつけられない感情とを抱えて下駄箱へと着けば、目の前にはその探していたクラスメイトの後ろ姿があった。多忙な彼の邪魔にならない様、なるべく簡潔に言葉を選び投げかける。先ほどまでの凛とした表情の面影を残しながら、中学生らしい、きらびやかで歯を見せるあどけない笑顔を浮かべ。 )
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わー!!!いいですね……互いに葛藤を抱えながらも勘違いを優しく諭す左馬刻……ねむちゃんの事もあって少し心に穴が空いてるんだろうな、と思っているのでそこを埋めるさりなちゃんを妄想しています……
CP名気に入っていただけたのなら何よりです、ありがとうございます!ご希望いただいた流れに沿ってロルを回させていただきましたが、少々確定気味なところもあるのでも絡みづらい等ありましたら仰ってくださいませ!確定部分はスルーしていただいても構いません。
あと、具体的にどのぐらいの時系列の出来事であるなどは定めていらっしゃいますか……?最新だと中央区絡みで色々と世界が変わっていると思うので2nd D.R.B後ぐらいの謎平和時空を勝手に想像しているのですが、もし具体的なご要望がありましたらお伝えいただければ……!
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