(大城…?そしてあの声は…。なんて脳内で呟く。声といい、大城という名前といい、私の好きな俳優である彼と酷似している。危うく手に持っていたすじこおにぎりとペットボトルのアイスティーを落としかけた。とはいえ、話しかけるのはファンとして如何なものだろうかと思う。こんな民衆の目がある中、話しかけてしまっては迷惑になってしまう気がしたのだ。取り敢えず会計を済ますことにした。)