匿名さん 2023-05-23 23:58:59 |
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いえ!
……あ、あの!レアリス様。
( 今目の前で自分の憧れの英雄が剣を振るっている。その姿は凛として気高く、ひとつも動きに乱れは無い。一瞬だったが圧倒されてしまった。我に帰ると、ほかの新兵は訓練を中断し彼に言われたように宿舎へ帰っていく姿を捉える。新兵にここまで気をつかってくれる、本当になんて素敵なのだろう。目の前に来た彼が先程渡した模擬剣返してくれた。模擬剣とその言葉は、一生の宝物にしようと思いつつ去っていく彼の後ろ姿を見て、ふと気が付けば相手を呼び止めてしまい。)
もし、よければ……俺をレアリス様の弟子にしてくれませんか?
レアリス様から、剣を教わりたいんです!!
( ぎゅっと目を閉じそんなお願いをしたものの、相手は忙しいしそんな暇もないことはわかっている。きっと断られてしまうだろう。しかし、どうせ軍に所属するならば、彼から剣を教わりたいという強い思いを抱き。)
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