匿名さん 2023-05-23 08:16:21 ID:4d7b09425 |
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…起きていたのか。飯は食えるか?もしかすれば買うかと思ってな、一応は用意しておいた…とはいえ、粥と山菜しかないが。
(料理などを行ったのはいつぶりか、かなり梃子摺りはしたが、人間が食べるようなものに合わせることができた気はしており。米は稀に自分のことを山神か何かと勘違いした僧などが勝手に置いていくものを使ったが、今の彼女にはできるだけ楽に食べられるもののほうがいいだろうと粥にし、山菜も灰汁を取って多少醤油などで味付けはしたが、いかんせん上手くできたかは分からない。そもそも彼女が食事を取る気分かも分かっていない今、わざわざここまでする必要はなかったかと思案しており。
小屋から出てみれば既に世は明けており、相手も起きているだろうかと庵に戻れば、縁側で景色を眺める相手を見つけて。まだ現状を飲み込めていないかもしれないと思いつつ、これまでと変わらぬ平坦な調子で背後から相手に声をかけて)
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