The catcher in the rye(〆)

……よし。、

( 仕事のない日というのは実に家事が捗る。寝坊助な同居人はこの際放っておいて、朝から水周りやらリビングの掃除に勤しんでいればもうそろそろ時計の針も頂上を指す頃。別名シーツを干すには最高な時間だ。いい加減起きてこない同居人を叩き起してシーツを引っぺがさなければならない、英二は気合を入れるようにため息を吐いては、コンコン!とノックもそこそこに──どうせ部屋の中の彼は起きてないのだから返事なんて期待しない方がいいので──躊躇なくドアを開けてはそのまま布団にくるまった状態でちらりとはみ出した絹糸のようなブロンドにやっぱりまだ起きていなかったかとため息をつき。｢ アーッシュ。もう昼だぜ、いつまで寝てるのさ。起きて。 ｣と大きなシーツの塊をゆさゆさと揺らしては呆れの中にも甘ったるい甘やかしの滲んだ声で寝坊助な同居人を起こそうと。 )


( / とんでもないです…！こちらこそ急かすような真似をしてしまいすみません…！
日常感がとてもかわゆくてむしろ大歓迎です…！こちらこそこれからよろしくお願いいたします…！)