匿名さん 2023-04-29 15:14:24 |
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……っ、
( 彼の部屋に招き入れられ、浴衣のあわせに触れたままそっと中に入る。自分の部屋とはやはり違う落ち着いた彼の部屋は、この一日で自分がすっかり好きになってしまった彼の香りで満ちているから、なんだか少しだけ安心する。呼吸をひとつ、それだけで意を決したようにしゅるしゅると浴衣の帯を解けば、あっという間に前は開けその先にあるレースやらが現れる。そのまま浴衣自体も肩から落としては、ぱさりと音を立てて浴衣が地面に広がる。……嗚呼暗くしてもらうんだった、と灯りに照らされてぴかぴかと光るような白い柔肌を見下ろしては顔を真っ赤にさせて、少しでも彼に見える面積が少なくなるようにと腹あたりで腕をクロスさせるように自分を抱きしめて。「 ……おハナさんから、戴い、て。……その。初めてですが、─── …直政様の、ご随意に。 」と自分でも驚くほど、 はちみつのようにどろりと甘ったるい声の誘い文句は、不安と羞恥入り乱れる中に嫌悪が一切交じっておらずだからといって仕事だからと割り切る風でもない、純粋無垢な少女の誘い文句で。彼の目は恥ずかしくて見ることが出来ないが、大丈夫。きっとこれからたくさんするんだもの、いつか見られるようになるわ、と。 )
( / ご確認ありがとうございます…!!
〝紳士的に断る〟で大丈夫です!椿にとってもきっと其方の方が直政様の優しさに心を開いていくキッカケになりますので、どうぞお気になさらず断っていただければ……!!!)
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