匿名さん 2023-04-29 15:14:24 |
通報 |
( ふかふかなベッドに沈みこむ体と同じように意識も夢の中へと沈みこむ…なんてことはなく。イヤ疲れてはいるのだが、今までこの屋敷に自分以外の者が住んでいるという事実が初めてのことなので、胸の奥が穏やかではないというかどこか落ち着かないというか。ベッドの上で目をつむり続けても眠りにつくことはなく、こうなったらとベッドから起き上がれば瞼が重くなるまで読書でもしようと思い立ち。と、そうやって読書の準備をしていれば扉の向こうから椿の声が。なにか屋敷の中で勝手がわからなかったことでもあったのだろうかと思いながら扉を開けて。そこには湯浴みによって白頬が血色よく染め上げられ、髪にもまだほんのりと水分が残っていて上気していればそのもともとの花街育ちの妖艶な雰囲気にさらに拍車がかかっていて、その艶やかな姿にドクンと血流が一気に速まって。「 どうかしたのか? 」とその動揺を悟られないように平静を装いながら相手を部屋の中に招き入れて。 )
( / すいません、確認なのですが、直政はそんなことはしなくていいと紳士的に断るということでよろしいでしょうか?椿様が勇気を出してくれたのに大変心苦しいのですが…。 )
トピック検索 |