匿名さん 2023-04-29 15:14:24 |
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そうだ、椿の部屋を決めないとな。
( 後方からぱたぱたと走り寄ってくる相手の足音と声が近づいてくるのを感じながら、屋敷の中を歩いていると思い出したかのように上記のように呟いて。愛玩のために身請けしたとはいえ、同じ部屋で床を共にするなどと考えもせず、自分の部屋と相手の部屋は別にしておこうとして。そうして歩いて向かった先は一つの空き部屋。広さとしてはあの応接室よりも少し小さいくらいか。クローゼットにドレッサー、なんとも寝心地の良さそうなふかふかのベッドと、生活をする上で困ることはないどころか侍女には無相応なくらい設備が整っており「 ここで今日から生活してくれ。 」と両手いっぱいの紙袋(と爆弾)をベッドの上に置きながらそう言って。 )
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