匿名さん 2023-04-29 15:14:24 |
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( おむらいすやらいすかれえの時とは打って変わって、くりいむそおだの爽やかな甘みとぱちぱちと弾ける感触をしみじみと楽しんでいるようで。自分も初めて炭酸飲料を口にした時、驚きはしたがこれがなかなかどうして癖になる。口の中で弾ける感覚も楽しく、目の前の相手もそれを初めて味わって楽しいことだろうと微笑んで。と、また先ほどのおむらいすの時のように、ストローをこちらに向けてにぱにぱと微笑んでくると、「 あ、ありがとう。 」と、また間接キスだと戸惑うもさっきだってやってやったのだからとなるべく気にしないようにして、ご相伴に預かり。とはいえ、まだ完璧には慣れてはおらず、頭の中で邪な想いが錯綜していれば、ふだんのくりいむそおだよりまた甘ったるく感じてしまって。ストローと口の間に一筋の銀糸が伸ばしながら口を離せば、「 うん、おいしい。 」と、本当は本当の味がわからなかったけど、相手の気遣いを無碍にするわけにもいかず微笑みながらそう言って。そして、相手から施しを受けたのならばこちらからもと、わっふるを一口大に切り、ソースとあいすくりいむをたっぷり絡め、とどめにいちごも一緒にフォークに刺してしまえば「 ほら、あーん。 」とそのおちょぼ口に向けて。)
( フロアから鈴のような声が聞こえ、そちらの方を見やるとどうやら泥棒猫はくりいむそおだを口にしたようだ。どうやら宣戦布告を受け取るほどの度胸はあるようだと思っていた次の瞬間、そのストローを常連さんに向けてまた計らずも間接キスを企てる相手がいて。「 (あッ、!また…!) 」と気づいた時にはもう常連さんはそのストローを口にしていて、そしてその常連さんも使用済みのフォークを相手に向けてとまた先ほどのように食べさせあいっこを繰り広げて。堪忍袋の緒が切れそうなほど、お冷やのグラスを握り締めればあまりの力にグラスも堪えることができずにパリンと割れてしまい。いいだろう、そっちがその気ならこちらも受けてたってやるとめらめらと炎をたぎらせて。)
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