匿名さん 2023-04-29 15:14:24 |
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ふむ。
( 椅子に付けば、食卓に並べられたのは昨日の朝食と同じ献立。たった一度とはいえ、変に冒険せずに作り慣れたものを作った相手の堅実さに心の中で敬意を表して。上記のように品定めをするように一度並べられた皿全てを眺めて、気になる出来のものはあるが肝心なのは味だと思えば「 いただきます。 」と静かに手を合わせて。まずは味噌汁を一口。「 ふぅ。 」と流れ込んできた熱を吐き出すように一息つけば次は卵焼きを、その次は焼き魚を。そうやって並んだ皿に一通り手をつければ「 うん、美味い。 」穏やかに笑みを浮かべながらそう呟いて。昨日の朝食に比べれば拙いところはあるものの、椿が切り傷を負ってまで作ってくれた想いが染み込んでくるような味と暖かさで、それからも次々に相手の作ってくれた朝食を食べすすめて。 )
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