永遠 2023-04-22 00:24:03 |
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いやはや、申し訳ない。
っとと、そんなに急がなくても大丈夫だよご主人。
( 強がりだ。小さな頃から見てきている、自分の主人がどんな心境であるかくらいは流石に分かる。貴女はよく、そうやって悲しみを、不安を隠すために笑う。貴女の笑顔は好きだけど、そんな笑顔を見せるくらいなら辛そうな表情をしてほしい。みっともなく泣いて欲しい。機械だけど、そんな我儘は通じるかな。何て考えていれば歩くスピードに少し蹌踉めく。最近は身体も思うようにスムーズに動かなくなっている。また油を挿さないと駄目なようだ。はは、と呑気な笑顔を向けながら暫く歩けば一番近い充電スポットに辿り着く。一箇所につき、充電が出来るのは二、三台。他のアンドロイドが使っている中、運良く一つだけ空いていた。手を離し、前腕に付いている充電口にコードを挿し込めばエネルギーチャージの機械的な音と共に充電が始まる。ふぅ、と一息つけば彼女の方を向き、何てことない笑顔で言った。)
すぐ終わるから、ご主人は暫く近くで時間潰してきなよ。
( 募集の時に頂いたレスから始めさせていただきました。これからよろしくお願い致します。)
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