匿名さん 2023-04-11 13:00:02 |
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( 空間に充満する鉄臭さに顔を顰め、暗闇に目が慣れてきた頃には床の惨状に気が付いて更に怪訝そうに目を細める。
そして、空気の冷たさに身震いしたその時、部屋の奥からベッドが軋むような音が響けば、ビクッと肩を跳ねさせ音のする方へ視線を向けた。何やら人影の様なものを捉え、反射的に一歩後ずさる。
声を聞けば、相手は自分よりも若いのか同い年程度な気がしたが、身体の芯にまで響くようなその声に、思わず背筋が伸びる。)
……“ハウスキーパー”の仕事に来た、んだけど。
なんか場所、間違えたっぽい、というか。
( 少しずつ此方へ近づいてくる影はやはり同い年ほどの子供に見えるが…この場自体が異質故、敬語を使えばいいものかなんなのか、ましてやこの場所がまともなのかさえ分からなくて、なんだかぎこちなく上記を述べる。)
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