スレ主 2023-04-09 17:54:36 |
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「…一つ掘っては金のためー 二つ掘っては国のためー 三つ掘っては憎しみのため…」
(羊を彷彿とさせる白色のモコモコ髪が特徴的なセミロングの頭に、青いリボンを巻いた真っ赤な羊角を二本生やしている娘が一人。瞳の色は赤色で羊のような横長の瞳孔を持っている。背が低く、幼い少女のような姿ながらギザギザとした歯とリング状のピアスを付けたエルフ耳をしており、上記の羊のような特徴も相まって中国神話に語られる饕餮らしい凶悪そうな顔つきをしている。服装は饕餮文の入ったワンピースのような衣装で、その下に赤色の肩出しインナーを着用している。また、手には自分の背丈よりも大きい巨大な先割れスプーンを持っており、これをスコップのように扱ったり、振り回して武器として扱っていた。かつて迫りくる魔の手たちを払いのける前に呟いていた言葉を呪文のように繰り返しながら、彼女は薄暗い地獄の地下奥底で寛いでいた。)
「あの胡散臭いやつと協定関係を結んでからというものの、本当に私以外の誰かがこの地下深くまでやってこなくなったな。さて、どうしたものか。くっくっく・・・」
(裸足の両裏をすり合わせながら、誰もいない空間で独り言を続ける。組織の長ではあるものの、自分の周囲に部下を侍らせる形態ではないため、基本的に一人で行動している。異変の引き金を引いてから若干の時間が流れているが、畜生界にも地上にも進出しておらず、無敗の同盟長としては相変わらず雲隠れした状態にある。また、悲しいことに無敗という肩書も一度壊されてしまったわけだが。立ち位置として神に座していることから、長い歴史の中のたった一度の敗北は、あまり大きな問題として捉えていない。むしろ負けを知っていることが、最終的な目標の達成に一歩近づいたとまで思っている。”何でも吸収する程度の能力”。相手がいなければ成立しないこの能力は果たしてどこまで活用できるか。顎を指で撫でながら、不気味な笑みを浮かべ考えるのだった。)
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