匿名さん 2023-04-04 23:32:48 |
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…ひゃっ…。
( 彼の微笑みにまた胸を射抜かれたのも束の間、体がふっと宙に浮く感覚に思わず声を漏らし。気付けば至近距離の彼と視線が絡みあい、うるさいくらいに胸の鼓動が耳に響く。このままでは彼に聞こえてしまうと思いながらも、大人しく彼へと体を預け。ふと彼の質問には、少し困ったように笑って。つい先日まで王太子の婚約者候補として名を連ねていたが、今目の前にいる彼一筋。本来ならば有り得ないことだが、婚約者の座を辞退したばかり。彼はどうなのだろうかとおずおずと彼を見上げて。)
…、いえ。いませんわ。
その…、リシュガルド様は…?
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