リシュガルド様……。 ( 暫く馬車から彼の姿を見ており。先程額が宛てがわれた手の甲をそっと片方の手で撫でれば、彼のことを思い。) ── ( あれから父にお願いをして定期的に見学に行くことが許可された。恐らくリシュガルド将軍の根回しもあるのだろう。今日も予定通り訓練所へ訪れ。) 御機嫌よう。リシュガルド様。