あ…、はい。お気遣いありがとうございます。 ( 彼の言いかけた言葉に、またここに来てもいいのかと淡い期待を抱いてしまうも、その言葉の続きはそこで終わってしまい。少し残念そうな表情を示した後に、何事も無かったかのように微笑めば、ここまで連れてきてくれた彼へ頭を軽く下げ礼を伝える。自分に見せていた優しい紳士的な姿とは打って変わって、厳しい指導者の顔つきになった彼に、また頬を赤く染めて見蕩れて。)