匿名さん 2023-04-02 18:19:54 |
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ありがとう。
( 彼の手が優しく頭に触れると不安は徐々に溶けていき、表情も和らいで。感謝を伝えた後、手を引かれるまま彼に続いて外に出れば箒の後ろに乗せてもらい。彼の美しい所作にどぎまぎしつつ、若干ぎこちないながらも自身の手を彼の腰へ回して。地面に足がついている時は平気だったが、上昇していくに連れ恐怖感は増していき自然と服を掴む手に力が入る。箒が目的地に向かって動き出すと「わ、わ、え、落ちない?」と更に焦った様子を見せ、固く目を閉じ体を密着させて。段々とスピード感に慣れてきたのか、僅かに力緩めゆっくり目を開けば広がる景色に息をのみ。遠くの方に町らしきものが見えると指をさし「あの辺かな?」と後ろから声を掛け。 )
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