匿名さん 2023-04-02 18:19:54 |
通報 |
( キラキラとした眼差しを向けられれば、そうかなぁ、となんだか照れくさそうに再度肩を竦めた。
自分の魔法なんて彼は今まで幾度となく見てきたはずだが、毎回無垢な子供のように目を輝かせて褒めてくれるものだから、此方もついつい調子付いてしまう。
ついでに、と言うように乱れた自身の髪をそっと手で梳くと、柔らかい風に揺らぐように髪達が靡きだし、独りでにいつもの様に結われていく。
そうしていると、ふと投げかけられた質問に腕を組んで考える。)
そうだなぁ…。
ボクの家は、元々魔法に関する知識や技術の面では特に厳しく教育していたし、小さい頃から扱っていたよ。
魔力に優れた一族でもあったし、血筋故なのか努力なのかと言われたら、ボクはどちらかと言えば前者かな。
( 幼少時代から魔法に関する訓練や勉強はよく行っていたし、物心ついた時から魔法は身近だった。魔法は使えば使うほど魔力を消費し自身の体力へと影響を及ぼすが、代々魔力量が多く優秀な魔法使いが生まれる家系故か、魔法を習得する事に関してさほど苦労をした記憶もなかった。
もちろん、それなりに努力はしたし、厳しい訓練もあったが、所詮は血筋だと言われればそれまでだ。)
トピック検索 |