匿名さん 2023-03-29 18:53:43 |
通報 |
絶好調だよ、こうやってご主人の髪を整えられたしね。
( 椅子へと腰掛けた貴女の髪をポケットにしまってある櫛を取り出せば梳こうか。この艶やかな透明感のあるシルクの様な肌触りの髪、俺が育てましたと周りに自慢したくなるほどに魅力的だ。満足気に整えた髪を持ち上げていた手から下ろすと、貴女の不安が混ざった問いをかけてきた。僅かに震えるその小さかな肩にぽん、と手を置けば顔を覗き込みながら笑顔で伝えた。
その言葉に嘘はない、確かに劣化はし続けているが絶好調なのは本当だ。その絶好調がいつまで続くのかはまた別の話になるが。肩から手を離してキッチンへと向かえば味噌汁を温め直す。目玉焼きとベーコンを焼き、お椀に注いだ味噌汁と一緒に皿に盛り付けてテーブルへと運ぶ。)
ご飯とパン、どっちにしようか。
( しゃもじとパンの袋を掲げては笑顔を向け、気丈に振る舞いながら尋ねて、)
トピック検索 |