匿名さん 2023-03-24 20:11:47 |
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…っ、か、帰る。帰るから、そのひとには──( いよいよ月へと帰る日、精一杯の抵抗を試みるも、彼女の押さえ付けられる姿を目にしては長くは続かず / その折に肩へ天の羽衣を掛けられると、全ての感情がリセットされたかのように途端に表情が抜け落ち / 最初の頃以上の無感情で別れを告げ、粛々と迎えの馬車は来た道を引き返して )さようなら、ひな季さま。
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…ひな季さま。私も──…( 元の生活に戻って数日、何の気なしに地球を眺めていれば、ふと胸の奥に温かいような切ないような想いが疼くことに気が付き / 自覚すると同時にそれはみるみる膨らんで / 一粒の涙と共に自然と言葉が溢れ、次はうさぎに何を描き足してやろうかと勢い付いて立ち上がるけれど、既に己の姿が何者かに報告されていて再びの流刑が決定し / 次の満月の夜、焦がれた地に降り立ったその足で彼女の屋敷へと駆け出して )
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