匿名さん 2023-03-24 20:11:47 |
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( 待ち構えた手のひらの中に彼の右手が収まれば、ボディケアショップの店員がするそれを見様見真似で施していく中。顔は綺麗だけれど、こういうところはやっぱり男の人だなあなんて、自身の手よりもいくらか大きく骨の関節を感じられる手のひらに触れながらふと思う。ハンドクリームの効果を確認してもらうと好感触だったようで「でしょ~」とどこか誇らしげにも見える笑みを浮かべ。すると彼の口から溢れた購買意欲に、腕に掛けた紙袋を示すように少し持ち上げつつ、すかさず名乗りを上げて。彼が手に取ったハンドクリームをひょいと指先でつまみ、抵抗なければそのまま引き抜けば、自分が持っているのと全く同じ商品のパッケージを一瞥し。全くのおそろいになるけれど、お返しの品がこれで、それもこの香りでいいのかを含めた簡素な問いで小首を傾げ )
あっ、それならわたしが出します、これのお返しに!というわけで預かります。…このハンドクリームでよかったですか?
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