匿名さん 2023-03-24 20:11:47 |
通報 |
そんなんで当日サポートできるんすか…?
( 喜色満面に意気込んだ舌の根も乾かぬうちに、動きを止めた少女の口から零れ落ちたのは二の足を踏むような一言。洒落っ気の欠片もない前髪の状態とケープによっててるてる坊主のようになったシルエットはどちらかと言えば幻滅の要因になりそうなものだが、恋の魔法の前ではそれすら輝くらしい。耳に入った呟きと今の自身とが結び付かずに眉を顰めると、続けて吐き出された早くも雲行きの怪しい披瀝に此方も軽口程度の不安を洩らす。それから徐に相手の頬へと手のひらをあてがっては、これまでの経験から人の体温に安心するらしい彼女を幾許か柔らかな声で落ち着かせようと試みて )
──…誰も見てないすよ。
トピック検索 |