荘園探偵遊戯【identityⅤ】

>墓守

やあ、どうも。 ……！そうか、あの方にやられたのですね。先ずはお茶でも飲んでゆっくり休んでください。

（ドアの開く音が来客を告げて、入室した相手にお辞儀をするも様子を見た途端唖然として。擦り傷や衣服のほつれ具合から、例のハンターから霧の刃を貰い受けたことが瞬時に分かって、眉を落とし同情の意を示した。あの紳士は掴みどころが無く腹の底が読めない。またゲームの最中に激情的な一面も見せることから、あまり関わりたくはない男だ。そんな相手から見事逃げ切れたのを労って話を聞く傍ら、リラックス効果のあるハーブティーをカップに淹れてソーサーの上に置き）



>傭兵

ふふ、実は。貴方ならそうだろうとは思っていました。
折角なので私もいただきましょう。…よろしければ目玉焼きでも食べますか。

（相手の言動から予想通り軽食を摂ろうとしていたのが分かった。もちろん救助やチェイスを任せられる彼は、体力維持に必要な食事量が自分とはかけ離れている事情だろうが、食事という行為自体を楽しんでいるようにも思えて微笑ましく。
此方も昼食を済ませていなかったので、ご一緒させて貰うことにして相手の問いかけに応じ、戸棚からジャムやバターを取り出した。空いているキッチンを見遣ると、気分転換に簡単な料理でも作ろうかと思ってそっと提案し）



>患者

こんにちは、エミールさん。今日は先生に会っていませんね……
じきに戻って来るでしょう。少し此方で待ってみてはいかがですか。

（椅子に寄りかかり未来に起こるであろう出来事に想い馳せる。数秒後、日頃溜まっている心労の余り一つ大きな欠伸をしてしまうが、肩に乗った使い鳥がピョンと跳ねたおかげで眠気は何処かに消えて、『レディ』が見つめるドアの方向を振り向く。そこには談話室を訪れた彼がいるも隣には先生が居ないようで。ゆとりの無い様を見兼ねて、終始穏やかな口調で話しかけており）


（/all文を投下してくださり、ありがとうございました。改めてよろしくお願いします）



>「囚人」

『レディ』はお変わりなく、元気いっぱいですよ。その分私は朝から眠いのですが……ふ、貴方のことを言える立場では無いですね。ちょっと疲れが溜まっているようです。一杯くださいな。

バッテリーの研究ですか、素敵な発明ですね。完成したら是非見せてくださいね。

（調子はどうだと聞かれると連日寝ても疲れが取れない状態であることを改めて自覚し苦笑いを浮かべながら返答して。相手と話していると眠気覚ましには丁度いい、苦いコーヒーが飲みたくなったので戴こうと頷き。一方使い鳥は気遣われたのが嬉しいのか機嫌良く喉を鳴らして、羽ばたいて二人の間を旋回し）