どうぞ、入ってください (恋人も居なければ友達と呼べる人もいない、今まで住んでいた場所に人を入れたことはなく緊張で密かに手をソワソワさせながら案内をする。こんなことならもうちょっと頑張って片付けておくんだった。部屋にはまだ捨てきれてないダンボールたちが残っている。そんなことを思いながら、立ち止まり。新居のドアを開ければどうぞお先にと招いて)