主 2023-03-12 23:09:40 |
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(MEFに守、理沙を正式にメンバーに加え数日が経った。守は気配察知《レセプションレコン》と二丁拳銃の【木葉】と【咲夜】を使った中近距離戦術【ガンカタ】を理沙は、魅了の世界《ワールドエンチャント》を使ったAIシュミレータ訓練での能力制御及び理沙専用に開発させた新武器【対マガツキ用戦術槌《羽槌‐ハヅチ‐》を使った近接戦闘の訓練を着々とこなしていた。)
『ハァハァ…今日の訓練終わり…お疲れ理沙ちゃん。』
『…お疲れ。』
(守には理沙の状況や詳細な事は一切話していない、理沙も最初こそペアでの行動に苦言を呈していたが少しづつ順応し始めている。若い二人を組ませるのはどうかと思ったが思い返せば俺と燈もそうだった。少しづつ心を通わせお互いがお互いを守る。多分理屈なんかじゃないんだ。生まれも環境も何もかも違う二人が一緒に戦ってこそ得られるものもある。守の方が2つ年上だが理沙の大人っぷりに翻弄されている…。)
「…さて。そろそろかな。」
(色々根回しして準備はしたが大丈夫かな‥。ま、なんとかなる。)
‐翌日‐
「今日は実践訓練だ。実地研修で守は俺と、理沙は燈とで実際に禍憑鬼と遭遇及び対処はしたと思うが今日は二人だけだ。ツ―マンセルでの陣と取り方は教えたからあとは個々の能力をどう使うかだ。これはテストでもある。警報発令から現場到着そして対処。これをテストする…が、これをクリアするには1つ最大の壁を越えなきゃならない。それは二人で考えろ。まぁ初陣だから何かあったら俺と燈が出る。今までの成果を遺憾なく発揮してこい。」
『え、考えろっていたってそんな…。』
『そうよ。大体、そんなこと考えてる暇ないわよ。』
「いや、お前らならできる。」
(そこまで言葉を発したところで禍憑鬼発生の連絡が入る。)
「行ってこい。プルスーウルト‥むぐツ」
(『やめな。著作権に引っかかる。』という燈の手に遮られる。)
「いやいや。はしゃいじゃったよ。なんせ今日は特別ゲストにお越しいただいているからね。ねぇ西園寺グループの総取締と副取締のお二方?」
(すると扉が開き男女が入ってくる。)
『私たちの娘をどうする気よ。』
『金か?それとも地位か?』
「さすがは西園寺グループの2トップ、いや理沙パパ、理沙ママ。自分たちの娘が生きるか死ぬかの戦いに巻き込まれてもそのご様子。肝が据わってらっしゃる。まァ見てなよ。自分たちの娘の・・・西園寺理沙という一人の人間の生き様を。」
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