主 2023-03-12 23:09:40 |
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(結界も張ってあるしこっちは大丈夫だろうと思っていたのが完全に油断だった。何かが結界を〈すり抜けた〉)
「これは、、霧か!」
(背後から近づいていた霧は結界をすり抜け結界内でヒト型に実態化したように見えたがすぐに透過した。)
「見えない。」
(考えた。太陽がいる。逃げるか?逃げたとしたら結界が解けて周囲に被害がいく。バカな頭をフル回転させているとインカムから通信音が鳴る『アカリの職場に禍憑鬼が出現現在応戦中です』)
「分かってる!こっちにも来てる!」
(少しキレ気味で応答すると本部からの返答がない。『おかしいです。敵は現在アカリの職場に置いてあるスピリチュアルアイテムに集中しているはず。』)
「はぁ!?どんな敵だよ?!」
『霧の禍憑鬼です。』
「だから!それだよ!」
(理解が追い付かず語彙力が無くなっていく。すると本部との通信中に相手の通信が割り込んでくる)
『今屋根の上にいるの!!!!!私高所恐怖症だからしんどい!!!しかも登ったは良いけど降りれるか不安!!!!!』
(まじか。)
(考えろ。考えろ。霧、、分散、核、、、、。)
「露だ!」
「何か物に空気中の液体が付着すればそれは露になる!つまり、、、!」
「見える!」
『見える!』
「今から俺の属性の印を結ぶから!後に続いてくれ!」
(『分かった!』と相手の返答を待たず俺は印を唱えた。)
「太陽!大丈夫だから少し後ろに下がっててな!」
『わかった!』
(この子は強い。この状況でも物怖じしないなんて)
「寸土有りて土塊の如くその姿を現せ《沃地転変》=ヨクチテンペン= 急急如律令」
『寸土有りて土塊の如くその姿を現せ《沃地転変》=ヨクチテンペン= 急急如律令』
【スンドアリテ ツチクレノゴトク ソノスガタヲ アラワセ】
(それぞれの目の前に砂嵐が顕現し空気中の水分が飲み込まれていく。)
「見えれば、、こっちのもんだな」
「そのまま斬りな!後で屋根から降ろしてやるからッ!(笑)」
(てか、こういうときはなんてセリフがお似合いだ?また相手に問いかける。最初から聞いていたであろう本部のクソ共の『戦況はどうなっていますか!?』という声は無視して)
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