匿名さん 2023-03-10 14:36:00 |
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( 彼が口を開けば己は黙ろう、阿吽の呼吸とも言うべきかグラス底が空になるまで抜かり無い解説に耳を傾け、最後には共感の代わりに瞬きを一つ。直接的な生死に直結しないうちはどの様な依頼だろうが束の間の休息と捉えるが、何も無いというのは予測不可能な出来事の前触れでは無いかと少々心地の悪さも感じられる。そんな邪念を破って再度耳にした言葉、「お前もだろう。」と短く遣返し、豪快に笑うピーター・クレメンザを一瞥して短く息を吐いた。テーブルを囲んだ和気藹々とした団欒、時には国家にも絡みを持つマフィア集団であると見ず知らずの者は想像もつかぬ光景であろう、そう時折感じるのは己もそのうちの一人であるから。ヴィトー・コルレオーネの死後、暫く続いた沈痛な雰囲気や忙しなさは今や見る陰も無く、着実に前進に向かっている様子で、「良かったな、」と唐突にサラダを頬張る彼へ呟き。そうしているうちにメインが運ばれ、肉の良く焼けた香ばしさが一気に室内に充満する。此れには空腹も我慢出来まい、己の分が出されるのをチラリと確認していた、そんな最中。上司が戻った厨房より大きな物音が男達の談笑に入り混じって聞こえて来た。恐らく彼と数人は耳にしたであろうか、何かが地面へと落下しただけならば良いが。 )
見に行こうか、トト。大事な料理が地面に散乱している地獄絵図よりも厄介ごとじゃ無きゃ良いが。もしもそうだった場合、呑気に食らっている場合じゃなくなる。
(/少々遅くなりました、有難う御座います、ではメインストーリーの他様々な要素を取り入れて行ければと思います。まだ少し展開を進めましたが大丈夫でしょうか…?もし早いようでしたら修正して頂いて構いませんので!
それでは一旦背後は失礼致します、何卒宜しくお願い致します。)
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