2023-03-10 11:42:01 |
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物心ついた時には既に孤児。
貧しく治安の悪いスラムで生き残るため、ドブの中を這いずり回っていた幼少期のジェフリーに、唯一手を差し伸べてくれたのが一人の冒険者。
腕のたつジェフリーを買って、彼の所属するギルドに見習として所属できるよう取り計らってやる、だからもう手を汚すな。そう約束して去った男が再び、男の残した食料が底を尽き、飢死にする寸前まで約束を守って待っていたジェフリー少年の元へ、帰ることは無かった。
本来ジェフリーの得物は暗器類。
寧ろ剣は苦手な部類で、もしグランポート編で対峙した際、彼が握っていたのが剣ではなく暗器だった場合、ビビに勝ち目はなかった。
剣を得意としていたのは、彼の記憶の中の冒険者。
ジェフリーは知る由もないが、幼少期の彼に大いなる希望と絶望を抱かせた冒険者は、約束を果たしにスラムへと来る道で一人モンスターと対峙。相討ちとなって殉死している。
ここまで設定
ここから妄想
後に監獄から脱走。手負いジェフリーが、ギルド支部のない山奥の寒村に辿り着き、冒険者を騙って一晩の糧を得たり。
警戒心が足らず親切と言えば聞こえはいいが、お節介で話を聞かない村人たちに精々扱き使われている間に、「冒険者様、冒険者様、」と慕ってくる彼らに情が芽生えたり。
図らずも幼い頃の夢を再び見ながら、穏やかな生活を送る最中、再びギデオン&ビビコンビと遭遇したり。
村人のために身体を張って、"冒険者様"としてこの世を去ったりすればいい。
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