影芝居（〆）

名前：レイ
年齢：31

容姿：
後ろに丁寧に撫で付けた黒髪を、青年の前だけではくしゃりと乱してしまうのは手癖。相手に穏やかなイメージを与える若干垂れた目の形と、対照的に瞳は燃えるような赤色。きゅっと上がった口角は抜け目なく、しかし勘のいい人には恐らく不自然に見える。ぱちんと縦に切り裂かれた舌は文字通りの二枚舌、見られるのを嫌がってか人前では俯き加減に話す。身体は黒く重いカソックと白の手袋、ブーツが肌を覆い隠しており、人間らしい肉付きを感じさせない。右脚に傷を負っており、特に雨の日などは少し引き摺るような鈍い歩き方を見せる。

性格：
元々は勤勉で真面目な性格。神学校でトップの成績を取っていたが、教典に描写された悪魔と同じ黒髪・赤い瞳を不吉と煙たがられたこと、生まれの地位の低さ、教義に真面目すぎるが故の反抗的な態度などから不遇な目に合い、神の教えと組織の中央に疑問を持つ。一人称は外では「私」、青年と2人きりでは「俺」になり敬語も態度も若干崩れる。人嫌いが年齢を重ねるにつれ加速しているがそれを他人には感じさせないのもまた経験値によるもの。

備考：
卒業後は神学者として研究機関に入ったが、当時の上官が書いた論文への苛烈な反論を発表した事で怒りを買い、傷を負わされた上辺境送りに。青年を自らの復讐劇を演出する同士、として捉えているが同時に消えない傷の痛みを一時的にでも忘れさせてくれる彼の能力に依存してしまっているのもまた事実。


(/pfありがとうございます。一見包容力ある青年ですが、その包容力も裏返せば溺れる程深い沼のように見受けられました。
遅くなりましたが此方のpfもご確認下さい。