【日常／シリアス／戦闘／マフィア／3L】狼と龍は吼える

>64 未来里

おお、悪い…っと…さすがに無理か、歩いてらんねえ。次は30センチ高い下駄履いてきてくれ
（促されるまま頭を下げて無理やり傘の中に収まってみるものの、身長差のことを考えれば窮屈なことは当然のことで。無理な体勢を取ることを諦めて、肩を竦めて冗談交じりに戯言を言いながら、仕方がないと雨の降る傘の外へ出て。もう濡れてしまったし、こうなったらどれだけ濡れても一緒かと判断すれば、相手に歩調を合わせつつ、水分を吸った前髪を指で持ち上げながらぼやき）
はー…どっかに転がり込むにもこれじゃなあ…


>78 紅鈴

そりゃ突然俺が縮んでたら怖いだろ、デカさは変わんねえよ。ちょっと――あー、野暮用でな
（くつくつと笑いながら、腕を叩かれるのもされるがままにしていて。ヒールの音も鈴の音も必要以上に鳴らさないのを器用なことでと感心しつつ、恐らく自分の耳の良さを考慮してのことだろうと思えば悪い気も起きず。仕事で、と告げようとしてそういえば相手はシベウスの人間だったかと思い直せば雑に暈し。騒がしい場所に参っていたのは事実のため、相手の誘導には素直に従いつつ、静かで人通りの少ない路地は繁華街が近くにあるせいかお世辞にも治安が良いようには見えず。仮にも敵対組織の幹部へ向ける言葉としては適切ではないとわかっていながらも、気遣わしげに眉を寄せ）
お前、いつもこんなところ歩いてるのか


>83 グレイ

へえ…
（暴れる気分ではない、と聞けば好都合。こちらも静かな空間を楽しみに来ただけであり、それを害されることを懸念してのマスターへの注文だったが、多少の会話を楽しむぐらいはいいかと思い直し。届けられた酒のグラスを片手に肘を付き、くるりと中の氷を転がすように回しつつ、「悪い。やっぱつまみも」と店主に追加の注文を告げて。サングラスをコートの懐にしまい、多少佇まいを崩せば軽口を返し）
おいおい、なんだよ。俺だって別嬪がいたら口説くさ。静かな女に限るがね