【日常／シリアス／戦闘／マフィア／3L】狼と龍は吼える

>>111
>>アンジェリカ

…それはそれは。

( ﾆｺﾘ、と紅鈴の笑顔から音がなくなる。軽蔑とも呆れともとれる、そんな笑顔だった。しかしすぐにいつものような人の好さそうな笑顔に変われば何の前触れも音も無く猫の首根っこをつかみ、いとも簡単に魚を猫から拝借しては処理をしろといわんばかりに其れを彼女の方へひょいと投げて。 )


>>115
>>エイベル

んふふ、紅鈴はお散歩してたヨ。

( 彼の優しくも暖かい大きな手を素直ににこにこ上機嫌に受けては、特にすることもなくお散歩をしていたと答えて。本当はファミリーに害を加えようとしていた子ネズミを数匹始末してきた帰りなのであるが、それは別に彼に言わなくていいことなので。「 これからご飯しよかと思ってたネ、大哥も一緒にいかが？ 」とこてりと首を傾げては柔らかな鈴の音がそれに合わせてこぼれ。 )

>>118
>>麗陳

ﾆｨﾊｵ店長、頼まれてた包丁研いだヨー。

( ガヤガヤにぎわう食堂。しっかりとした白生地に包まれた包丁片手にひょい、と顔を出せば本日もいつもどおり、実に和気あいあいと賑やかで紅鈴は楽し気に口角をあげて。実は先日この店の店長から包丁のキレが悪いと相談を受け、得物柄刃物を研ぐことによく慣れている紅鈴がその役割を買って出たのだった。店長に早速研いだ包丁を渡し、ふと店内に目をやれば自分とは対照的な赤みのある黒髪と美しい簪の曼殊沙華のような不思議な美しさの女性と目が合い。あれは確かテオのとこの最高幹部だったかな、と自信の記憶をたどりながら考えれば、マァ最もこんなところでドンパチやるつもりはないし、あとあの人ごはんたべてるし。とにっこり笑って手を振ってみて。確か出身が同じ地方だったっけか、と思い出せば『美味しい？』と流暢なチャイニーズで話しかけて。 )


>>107
>>テオ

ｱｲﾔ、テオ！こら！メッ！
髪ぐしゃぐしゃなるヨ！

( 大きな手でわしゃわしゃと髪をかき混ぜられては言葉こそ静止を求めているが表情は実に楽しそうにきゃっきゃと幼子のように笑っており。特に美意識が高いわけではないので髪が乱れるのに特に抵抗はないし、それに何といってもこうして彼が自分を身のうちに入れているような様子は実に気分のすわりが良いようで紅鈴の機嫌もよく。続けられた彼の言葉にも違いないネ、と同意の意味でふはと呆れたように息を吐いて笑ってしまえば「 テオもﾎﾞﾝｷｭｯﾎﾞﾝなおねーさんについてっちゃだめヨ、ああいうの後ろから怖いお兄さん出てくるて相場決まってるネ。 」とうんうん頷きながら彼の肩をポムポムと慰めるように叩いて。マ、最も彼自身が怖いお兄さんではあるのは間違いないのだが。と心の中で付け足せば乱れた髪を直そうとお団子やら三つ編みやらを解いて艶のある黒髪に半月櫛を通して。 )
この街の綺麗なオンナ、大体怖いオッサンのコレ(愛人)か美人局ヨ。
ｱｲﾔｰ、怖い世界ネ。