花詠み 2023-02-26 13:52:45 ID:f4a4a17f9 |
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>87 彩音様
「えと…僕も人と話すのは苦手で。その、御花…綺麗だったから」
流石にずっとみていたから気になりましたとは言えず、御花が綺麗だったから声をかけてみましたというシチュエーションに偽装する。
自分の左目の下を人差し指で軽くトントンと叩いて、相手の御花がある位置を示す。
相手が不快さを感じないように親しみやすい笑みを浮かべたつもりだったが、先程の気恥ずかしさから上手くいかず、困ったような笑みになってしまって。
「花憑きのヒトに会うのって久しぶりだったから、気になっちゃって…楽しくないかどうかは、話してみて判断させてもらえると嬉しい…です」
ゆっくり言葉を選びながら伝えれば、初対面の相手に敬語を使っていないなんて、コミュニケーションの上で重要なことに気がついて。
取ってつけたような敬語にはなってしまったが、これで相手が不快にならないことを祈るばかりだ。
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