匿名さん 2023-02-22 09:00:47 |
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【 西園寺 桜華 】
うふふ、たしかに。
こんなに頼りになる人達はいないわね。
( 彼女の言う通り、この3人が居るのであればそれこそハイジャックにでも合わない限り安心だと思わずくすくすと笑ってしまい。空手と剣道など、様々な武道の道を極めている彼女と彼女のお兄さん。それからテコンドーを習得している兄。下手なSPよりも頼りになる人達に囲まれている中で話しかけてくる男はいないだろう。窓際へエスコートしてくれる彼女の小さな囁きに「 もう、琥珀ったら。 」と言葉では呆れているものの桜華の頬はぱっと薄紅色に染まり、相も変わらず自分に甘い彼女にきゅんと胸を高鳴らせて。ありがとう、とお礼を言いつつ彼女の厚意に甘えて窓際に上品に座っては、久しぶりの遠出…さらには隣には大好きな彼女がいることに少しそわそわと落ち着かないような気持ちになって。 )
【 西園寺 奏 】
ん?、ふふ。有難う。
でも俺は通路側で平気、類くんが窓側にどうぞ。
( 此方に気を使って窓際を薦めてくれる彼へにこり、と儚げに微笑めば自分は通路側で平気だとやんわりと窓側の席を指して。特に景色に興味はないし、通路側から景色が見れない訳でもない。それに妹や妹の恋人にはない明るさの彼を見ているのも退屈しないなという考えの元で。彼が窓側に座ったあとに自分も通路側に座っては「 まさか琥珀ちゃんの方もお兄さんが来てくれるとは思わなかったよ。俺一人で彼女たちは守りきれないからね。……それに、キミとならなんだか退屈しなさそう、 」すらり、と隣の彼への妨げにならない程度に長い足を組んでは安楽椅子探偵のようにそっと自身の指を絡めて。ふわふわと人畜無害そうな笑顔を浮かべれば彼の顔を覗き込むように視線を向けて。 )
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