匿名さん 2023-02-22 09:00:47 |
|
通報 |
【 西園寺 桜華 】
……。
( 彼女に抱き寄せられ、やっと呼吸が自由にできるようになる。まだ抱きしめ返すことはできないし震えは止まらないけれど、彼女の服の裾を弱々しくつかみながら頷き返すことはできて。「 ……平気、よ。守ってくれてありがとう、 」と震える声で、自分の身を顧みずこちらを守ってくれた彼女を安心させようと真っ青な顔で笑って見せて。 )
【 西園寺 奏 】
いや、もう今日は旅館へ向かおうか。まだ日にちはあるし、1日くらい旅館で足を伸ばすのも悪くない。
旅館も車でそんなにかからないしね。借りてくるから待ってて。
( 元々旅館へは観光しがてら向かう予定だったが、こうなってしまえば外を歩かせるのも酷だろうと。それに店は明日行ったって今日の夜大人だけで飲みに行ったってもいい、そう考えては1度だけ妹の頭を撫でようとし───だがその手をおろし、類の方へぽんと手を置く。兄妹とはいえ、今妹に必要なのは自分ではないと。今度は申し訳ないが彼にもその場にいてもらって先程の知り合いの店へ車を借りに行き、暫くして車を走らせてくれば、皆を乗せそのまま旅館へと。ひとまず妹たちは2人きりにしてあげた方がいいだろうということで先に妹たちの部屋にチェックインをして「 ……さて、ひと段落かな。 」と妹たちが部屋に入ったのを確認しては深いため息を吐いて。妹の様子を見るに、今日はもう外には出られないだろう。夕食は元々旅館のものがついているから問題ないとは思うが。 )
類くんも。迷惑かけてごめんね。
……昔から、変な男に目をつけられやすいんだ、あの子。
もし琥珀ちゃんや類くんが怪我してたら遠慮なく教えてね、
| トピック検索 |