影原 詩乃(主) 2023-01-21 00:47:21 |
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>上泉霖之助
「そうかにゃ?―仕事以外で戦いなんて真っ平御免だし…(そういう事)を仕事にしてるから余計に大切に思うにゃ…ま、内容がどうあれ戦術人形(T-Doll)には拒否権なんて有って無いもんだけどにゃ。」
他の個体(IDW)と異なりそこそこの期間最前線で戦い続けたベテラン故かそのマインドマップ(心境構成図)自体が容量に見合わぬ成長を遂げていいて多少ヒねた様な愚痴も混ざりながらも割かし本心でそう答える猫耳戦術人形。
「まぁわたし…わたしら戦術人形(T-Doll)にとってはこれ(自分の名前の由来の銃火器)は、ある種身体の一部みたいなモノだからにゃ、目を瞑ってても、片手だけでも扱えるにゃ――勿論撃たないに越した事はないんだろうけどにゃ…」
(物質と物質の間に原子レベルである種の“関連性”を与える特殊技術)であるA.S.S.T(烙印システム)により、I.O.P社によりG&K(グリフィン&クルーガー)に納入・配備されている戦術人形(T-Doll)達は名の由来となる其々割り振られた各種の銃火器を人間の熟練兵以上に柔軟且つ高度に扱う事が出来る様になっている。
それだけに銃火器に対する忌避感や恐怖感の類が人間ほど無いのは仕方の無い事かもしれない。
>奏音
「…“魔法”って在る場所には在るんだにゃ~…其れをマスターすれば(ちゅーる)を沢山出して食べ放題…なんて事も出来るのかにゃ―……箒に載って空飛んだりも出来るにゃ?」
瑠璃色の毛先が映える、(魔法)が使えるという少女(奏音)がヤマメを頬張りながら話す様子を見ながら、何とも欲に忠実な願望を口にするある意味対極なSF染みた世界出身の猫耳碧眼の戦術人形(T-Doll)、そもそも人形に魔法や魔術の類が使えるか等のそれ以前の話ではあるが…
魔法の行使に伴う消耗や疲労に気遣う玲士とは対照的にかなり能天気な質問をIDWは彼女(奏音)にしてみていた。
>影原、燈、玲士
「おぉ!!ケーキもクッキーもあるのかにゃ!?それは凄いにゃん!――まぁ遊びに行く分には大丈夫かも知れないにゃ、勿論何かこっちから御土産持って往くにゃ、…もしかしたら連れも来るかも知れないけどにゃ」
言った傍から燈(ともり)の誘いに乗りかけるが、流石にそれは問題があると弟を諭す兄(玲士)の指摘に冷静になりながら、もしもこの先兄弟の家に遊びに行く際は何か手土産を用意して…もしかしたら連れ(同僚)も一緒かも知れないと口にしつつ…(なお完全に猫扱いされてる事にはあんまり本人も違和感が無いらしい)
「そうだにゃ~概ね賛成だし最悪必要ならわたしがずっと見張ってるにゃ、こういう事こそA-Doll(自律人形)もといT-Doll(戦術人形)の得意分野だにゃ!――トモリはちゃんと寝ないと駄目だにゃ…夜更かしは身体に毒だって(指揮官)も良く言ってたにゃ~」
結局の処、件の少女(トガヒミコ)のこれからの扱いに関しての相談が、なんだかP.O.W(戦争捕虜)染みて来ているが、見張る分には(人間)よりは消耗や疲労の類が少ない自分がやると勇んで手を上げるIDW…
何かあって三交代制に穴が開いたとしても補える自信があるらしい。
「ん、使うのならどうぞにゃ、――強度は十分だと思うけど締めすぎると痛いと思うから程々が良いかもにゃ…」
と、彼(玲士)に結束バンドを渡すIDW
>花園詩音
チャッ
「了解にゃ」
玲士からの言葉に頷いて腰のサブマシンガンから手を離す猫耳戦術人形、そうして新たにやって来た(同じ様な境遇)の誰か(花園詩音)に興味有りげに視線を向けて――
―自己紹介の際に行使された(認識)系の改竄めいた“力”――が、そもそも生体部品製で人に近いとはいえ
実質的に(人)どころか(生き物)ですらないT-Doll(戦術人形)の身であるIDWは基本的に物事を必要としなければ深く考えない性質も相俟って力が(効いているのか効いていない)のか曖昧な状態になる。
「名家さんの御子息さんなんだにゃ~……(普通)かどうかは分からにゃいけど、わたしはIDW(あいでぃーだぶりゅー)、G&K(グリフィン&クルーガー)所属の戦術人形だにゃ!宣しくにゃ!!」
と猫耳と尻尾をピコピコさせながら自己紹介を返しつつ歓迎の意を表す。
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