影原 詩乃(主) 2023-01-21 00:47:21 |
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(/絡み文を投下させていただきます/)
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(仲間たちと冒険を繰り広げたあの出来事から半年後、6人組は仁の故郷である屋久島を訪れていた。
自分が使っていた小屋を訪れた仁はある物を見つける…それはかつて一八があの兄弟に読ませていた『武術書』だった。当時の事を全員で懐かしく思っていると、屋久島の大木の方向に何かの気配を察知する。その状況を見た一八たちは驚愕した。
なんと屋久島の大木の下の『祠』にかつて迷い込んだ世界へのゲートが広がっていたのだ…
役に立たないかもしれないが当時の地図も持ってきた、「迷う必要はない、行くぞ…」一八の一声で全員がゲートに入っていくのだった…)
三島「半年ぶりか…懐かしいな」
李「荷物を背負ってきて本当に良かったよ。一八が行くことを即決めちゃったから…」
(一八が思い出に浸る中、李は一八の即断で危うく全員荷物を忘れるところだったので少し恨みがましく一八に話すと全員分の荷物を地面に置く。久しぶりに訪れたからか地図で現在地が確認できない、一八は地図から周りの光景に目を移す)
三島「それにしても…半年でこんな森の光景は変わるものなのか?」
李「そもそもこの場所も行ったことがないかもしれないが、半年程度ではここまでは変わらないと思うよ…」
(半年でここまで光景が変わるものなのかという疑問符を出す一八に李が自分の意見を伝える。半年でここまでは変わらないと伝えた李も、その答えを聞いた一八も違和感を抱いていた。その時、二人の前にファランと仁が戻ってきた)
花郎「俺たちも周りを見渡してみたが光景が変わり過ぎだ、闇雲に歩いたら迷いそうだぜ…」
風間「とりあえず、俺と一八で現在地を確認しよう…上へ飛べばある程度は確認できるはずだ」
(どうやらファランたちも結果は同じだったようだ。ファランの言葉を聞いてから全員が『この場所は半年以上の年月が経過しているのではないか』と思い始める中で、仁が一八と共に飛んで辺りの景色や現在地を確認しようと提案する)
三島「二人は待っていてくれ…」
風間「行くぞ…一八」
(二人はデビル因子の力で背中に翼を出現させ、そのまま上に飛行していく。視界を遮る物が無くなると二人は辺りを見回す、その景色は地図とどこの箇所と見比べても相違点が多すぎた)
三島「木々が成長している。時間の流れが違うのか、ここは2桁ほどの年月が経っていそうだ…」
風間「恐らくそう見て間違いない、問題はこれからどこへ向かうかだが…む?」
(ある程度景色を見た一八は『時間の流れが違う』という結論を出す、仁もそれに賛成すると「とりあえず一旦降りて二人に状況を伝えよう」と言って二人の元へ向かう。その途中、仁は見覚えのある物を見つけた)
三島「李、花郎。ここは時間の流れが俺たちとは違う、少なくとも2桁ほどは年月が経っているようだ…」
李「だとすれば地図もほとんど参考にならない…どこに向かって歩けば良いんだい?」
花郎「おい、仁。お前は何か見つけたのか?」
(一八が状況を伝えると李は考えるような素振りをして辺りを見ると「地図は使えないな」とポケットにしまう。花郎は黙々と何かを考える様子の仁に何を見つけたかと聞くと、仁は一呼吸おいて話し始めた)
風間「実は、あの小屋を見つけた。外見的にもそうだと思える…」
(仁は降りる途中であの山小屋を見つけたらしく、外見的にも位置的にもそうであることを伝える)
花郎「よく見つけた!これで目的地を絞れたぜ、それに誰かいるかもしれねえしな…」
三島「それでは向かうとしよう、道中も気を配って置かなければな…」
李「ここから何分かかるかな…」
風間「さあな、大して時間はかからないはずだ。迷わないように位置も確認しながら行こう…」
(小屋を発見した仁に花郎がグッドサインを送る、誰かいるかもしれないと期待しながら歩き始める。
李や一八たちも全面に出していないだけで、誰かと再開できるかもしれないという事が嬉しいようだ。
仁も誰かに会えることを楽しみにして、「道中も気をつけよう」と言って先導する一八に少し遅れて歩き始めるのだった)
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