影原 詩乃(主) 2023-01-21 00:47:21 |
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>仁、一八、李、花郎、ディオ(DIO)、all
燈(ともり)「~っアリガトウ…、一八オジチャン…。」
玲士(れいじ)「…燈は幽霊とかオバケとか怖がるよな…、さっきのヘリの方がよっぽど怖いと思うけど…。」
(弟は所謂未知への恐怖(想像力が逞しい?)からか、まだ出会ってもいない怪異にカタカタ震えていて。しゃがんで貰った一八から優しく撫でられると燈も涙混じりの鼻声で頷き。歩幅を合わせてくれる大きな一八の手を繋ぐよう共に歩いて。猟師の案内についていきながら振り返る玲士は李や花郎から一八の変わり様に驚いている様子を聞いて見上げ。最初こそ強面で怖そうな彼(一八)ではあったが、これだけ彼の寛容さと人柄、慣れ親しんでいくうちに優しい顔付きで弟や自分達を守ってくれるからか"そうなのか?"と此方も少々その事実に驚きでいて。幽霊に関しては経験の少ない幼さ故なのか、不明瞭な存在よりも現実に動いている者に襲い掛かられる方がよっぽど怖い、等と玲士は理解出来ずに不思議がっていて)
― 東 謎の濃霧エリア ―
玲士(れいじ)「うん…!ありがとうおじさん、ここまででも充分助かったよ。」
燈(ともり)「帰リ道、気ヲ付ケテネ…?」
(濃霧のエリアに入ったのか、巨大な木々の陰影(シルエット)と前方はスモッグかのようなキラキラとした粒子の光が見え。少し冷えた空気に吐く白い息と霧の濃さが判別しにくいなか、案内は此処までと振り返る猟師から"君達の無事を祈る。"と、その場の皆と順に短く握手していき。此方も頷いて礼を言うと猟師特有の力強いゴツゴツとした手が離れて。彼の背中を見送り)
玲士(れいじ)「……?何か聴こえる。」
燈(ともり)「……!」
(最初は自然音に混ざってしまう程ではあったものの、自分達がこの地へ足を踏み入れた途端に風が吹き始め。ザワザワと枝擦れに混ざるような何らかの声が聴こえ。風に掻き消されて男性とも女性とも区別が付かないが、皆に目配せした玲士はアイディから貰ったケミカルライトをぱきんと折って発光させ、霧の中でふんわりとした光が灯り。皆がそれを目印に付いて来れるようにしながら足元に気を付けてゆっくりと声のする方向へと歩み始め。怖がってしまった燈は一八の後ろに身を隠しつつも前方の声を気にして)
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