語り手(スレ主) 2023-01-19 18:17:24 |
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>シグキン、バチキン
【セル/テネリタス(住宅街)】
「あぁ、また後で……」
“また後で集まろう”というバチキンやシグキンに対して背を向けたまま手を振り、そのまま歩き続けるセル。
辺りを見渡しながら、セルは少し違和感に気づいた。
(……ここはやはり、私の知る地域では無いようだ。それに……人間が一人もいない……?)
セルのいた世界には、人間以外にも獣人や宇宙人がいたが、この場はそう言った類の者が多い。それどころか、人間が一人もいない。
その様子に首を傾げつつも、ひとまずは情報収集をと、近くの住民に話しかけた。
モブ住人「なんだあんた、テネリタスは初めてかい?なら市場の肉まんでも食べていきなよ、うまいよ~?」
(……サイヤ人の遺伝子のせいか、食べ物の類には反応しやすいな……。いやそんなことよりも、この国の名はテネリタス、というのか。)
獣人から肉まんをすすめられれば、自分に取り入れられたサイヤ人という種族の遺伝子にある、大食いという性質のせいか、つい食べ物の話に食いつきそうになってしまう。何とかそれを耐えつつ、国の名前を確認して。
続けて質問しようとすれば、後ろからなにやら興味深い言葉が聞こえてきた。
「……人間が、恐ろしい?」
シグキンやバチキンが住人と会話している方を振り向く。元の世界は逆に人間に恐れられていたセルからすれば、その言葉に違和感を持ち、不思議そうにつぶやいた。
すると、セルと会話していた住人のほうも目を見開く。
モブ住人「なんだいあんた、人間のことなんにも知らないのかい?その様子だと、隣国とこの国の因縁も知らなさそうだねぇ」
【ありがとうございます!こちらは違う住人の話を聞きつつ、そちらの会話にきづいたという形にしましたが、不都合であれば言ってください】
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