語り手(スレ主) 2023-01-19 18:17:24 |
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【アルファ06/ルメンクス(宿屋)】
―そうして集まった面々の前で始まる(エマ)と名乗っていた彼女の1つの告白、彼女はこの国(ルメンクス)の姫、女王にはまだ経験不足故に即位していないとはいえ為政者側の人間であり、こうして身分を隠して動いているのには訳があるらしい。
その点については一度おいて置き、肝心なのはこの先であると彼女(エマ)は話を進めて
この国(ルメンクス)は隣国の人ならざるモノの国(テネリタス)との不和が長年生じていたという、それこそ遠い過去には戦争をしていた程に、そしてその不和は今も続いていて武力衝突こそせずとも住民単位での暴力沙汰や衝突は絶えないという。
そうしてエスカレートして過去の愚行の再来を恐れた彼女(エマ)は城の家臣と協議した結果、別の世界からの者を喚び寄せる事だったという。
なお、下命したのは姫たる彼女(エマ)らしいが、実際に召喚魔術を行使したのは専属の魔術師だったらしい。
此処まで話して内容を理解しているかどうか面々に確認するエマに、襤褸切れを羽織った人造魔女はコクリと無言で頷き話の続きを待つ。
≫エマ、カリア、夏菜子、魔理沙、デイジー、リリィ、雪村千鶴、宿屋ALL
【ゲダツ/ルメンクス(森)】
「家族?――むう、つまりその大きいの(エアリアル)は、姉妹かなにかか?」
―どうやらこの蜘蛛頭の元神官現番頭は相手(スレッタ)の言葉を間に受けて本当にそういう姉妹の様なモノなのだろうかと早合点している。元々居た世界がとにかく(色々)存在していた為理屈抜きでそういう事もあるのだろうかと考えているらしい。
「…しかし、そうかお前も此処が何処か分からんか…皆目見当が付かんが――これからどうしたものか」
とうーむと腕を組み(やはり組めていない)ながら白目を剥いて悩ましげな蜘蛛頭の巨漢だが――彼女(スレッタ)の家族…愛機たるGUND-ARM、(エアリアル)のセンサー系がひょっとするとここらの森数キロ圏内上空に小型の無人機(UCAV)の存在を検知するかもしれない。
>スレッタ・マーキュリー(エアリアル)、ルメンクス(森)ALL
【???→C.M.S.C第3即応機動大隊/ルメンクス(森深部※野営地)】
感知用の各種センサーに致死・非致死性の無数のトラップに囲まれた森の一角
巧妙に遮蔽された野戦野営地、幾つかの航空偽装が施された大型テントと多数の車両や各種兵器群、加えて航空機まで存在している。
その中の停車されている指揮車両内にて…
―十数の高精度CCDカメラが捉えて送信してくるリアルタイムの無人機経由の偵察映像、多数の指揮統制用の通信設備とこういった無人機材のコントロールを司る車内機器のモニターを眺める二人分の影。
一人はヌートリア迷彩の野戦服姿に口に葉巻を咥え燻らせた壮年の屈強そうなアフリカーナ(オランダ系白人)で、傍らの副官らしき同じ服装に黒のベレー帽を被ったズールー系黒人の長身痩躯の男と何処か諦めた様な表情で映像を見ながら
???「極東くんだりまで来たと思えば何時の間にかこのザマだ。――まったく以って忌々しい、にしても…どう思う?大尉」
???「森に相当な手練れが数名――に、あの機動兵器(MS)、見ない型ですな。」
???「大方“我々”と同じ様に(此処)へ飛ばされて来たどこかの哀れな誰かの機体だろう。」
???「――接触を試みますか?中佐」
???「いいや、もう少し泳がせて置こう、他の連中もどう動くか暫く様子を見てから――こちらが動くかは判断する。」
>ルメンクス(森)ALL
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