語り手(スレ主) 2023-01-19 18:17:24 |
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>チリ
【ルメンクス(森)/ 桔梗】
なるほど。
大体の事情は把握した、私は旅をしながら人に害を成す妖怪を浄化して回っていた。
魔物というのがどんなもなのか見てからでなくては判断は出せないが、私の世界にいた妖怪と同じ分類なら私の浄化の能力が使える筈だ。
破魔と言うのは魔を破ると書いて破魔だ。
文字通り、魔に属する妖怪や淀んだ空気、穢れを浄化し清める力のことを言う。
似たような事を元の世界でもしていたからな、もし戦闘になったら魔物とやらに使って破魔の力が効果があるのか試してみよう。
背後事情はわかった、それなら早く森を抜けるのが懸命だろう。私にはまだ感知出来ないが、こういう森にという事はこの森は溜まり場となる瘴気や妖気に満ちた場所という事になる。
日が落ちれば闇のモノが動き出し活発化するからな。
(魔物と1括りしても、自分の世界の妖怪同様に見た目も様々で人に害するしないは魔物によるらしい。魔物と言うのは見た事がないが、元々妖怪を浄化しながら旅をしていて最終的には四魂の玉の守り手にまで選ばれたと言うの経験ゆえに、魔物と言うのは妖怪と似たようなかとすぐに理解する。そしてこういった森には出ると言う言葉に、なら、この森には魔物が溜まり場となる何か別の要因があるのだろう。妖気や瘴気、霊力なんかは感知出来るが、この世界ではどうやら自分の知らない未知の力で満ちているらしい。今はまだその差もその何かも感知出来ないが、出るのなら日が落ちれば闇が濃くなり、闇や魔に属するモノ達は活発化する。それにいくら土地勘が彼(?)にあるとはいえ、夜になれば当然灯り1つないこの森は暗く歩くのもやっとで最悪この森で一夜を明かすことになり兼ねない。そうなれば要らぬ体力と霊力を消耗するだけだ、なら早くに抜けてしまおうと口にし。
どうやって身を守ってきたのかという自分の問いかけに、何やら玉を取り出して優しげな口調で友が居るという。
確かに、退治屋でも妖怪を使役して自分達の助けになるようにと妖怪と親しくしている退治屋もいる。それとは少し違うのだろうが、それと似た存在が彼(?)の身を守っているのだろう。そして先程彼(?)は魔物というのは見た目が定まらず、色々な見た目で武器を持つものもいれば爪が武器だったりと様々だと言っていた。低くなった声からしてその友は魔物と間違われるような少し変わった見た目で能力も何かしら持っているのだろうと推測すれば「それは悲しい事だな。だが、それならチリが異を唱えてお互いに守り合えばいい」と友は彼の身の安全を魔物から、彼は友の身の安全を誤解した人々からお互いに守ればいいと言うが、もしかしたらそれはもう実行しているかもなと余計な口出しだったかもしれないと少し考え)
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