【ALL版権/版権オリ、完全創作あり】光ノ国と闇ノ国の訪問者【日常+戦闘+探索】

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語り手(スレ主)  2023-01-19 18:17:24 
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【(注)スレ主は久々に凝ったスレを立てるので、間違いなどがあるかもしれません。違和感があった際は、遠慮なくご指摘をお願いします。】

どこかの世界、対立しているふたつの国があった。
ひとつはルメンクス。神の御加護を受けたと言われている姫君が治める、光ノ国と呼ばれる美しい国である。
もうひとつは、テネリタス。千年以上生きた魔王が治める、闇ノ国と呼ばれる、その名が表す通り、闇で覆われた恐ろしい国である。
ルメンクスが人間が暮らす国に対して、テネリタスは魔物のみが存在する国であり、人間と魔物の戦争は、長期に渡って続いた。その分両国共に多大なる犠牲が出たが、100年以上経ち、戦争はようやく治まった。ただ、対立はなくなった訳ではなく、テネリタスの魔物がルメンクスの民を襲い、逆にルメンクスの民がテネリタスの魔物を退治するという事例が多く出た。
この問題を解決すべく、ルメンクスの姫は、魔道士にこう申し付けた。

「異世界から、我が国を助けてくれる者を呼んで欲しい」

同じ頃、テネリタスの魔王も、自分の国の魔道士に同じ命令を下した。

光ノ国と闇ノ国にそれぞれ呼び出された異世界の訪問者たちは、それぞれどんな道を歩むのか?
訪れた世界を探索して楽しむか、元の世界へ戻る方法を探すか、敵国の者に攻撃を仕掛けるか…それは、訪問者たちの自由である。

>1国の説明
>2募集する役割
>3ルール
>4プロフ
>5建物の説明

>開始までレス禁。

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  • No.118 by シグキン/バチキン/夏菜子/カリア  2023-01-25 17:54:40 

【闇ノ国_テネリタス〈住宅街〉[シグキン、バチキン]】

>セル|住宅街ALL

過激なルメンクスの騎士「(へっへっへ…バカな奴め…これで終わりに__)!?」

騎士がバチキンを刺そうとした瞬間__エネルギー弾が騎士の横スレスレを通過していく__

そのあまりの突然さ、そして騎士の顔はみるみる顔を青くして「ひ、ひぃぃぃ!」と情けない悲鳴をあげる。

シグキン「…!!バチキン!危ねぇ!!」

バチキン「へ?」

その様子を見たシグキンは即座に大鎌を構え、バチキンに危ないと伝えた後に長い持ち手部分を棒がわりにして騎士の腹を思いっきり強く突く。

過激なルメンクスの騎士「ご”は”っ!!」

攻撃は命中し、騎士はそのまま少しの距離を吹っ飛んで倒れてしまい、完全に動かなくなる__どうやら完全に気絶したようで、シグキンが確認しなくてもそれは明らかだった。

バチキン「あ、あいつまだ動けたバチ!?」

バチキンは顔を青くしながらもし当たっていたらと思うと_と嫌な想像をして冷や汗を掻く。

先程のエネルギー弾がどこからかはわからないが、とにかく助けてくれたことに恩を感じつつ、シグキンの方を見る。嫌な予感。

シグキン「…」

シグキンは当然軽く怒りを覚えていた。バチキンに対してもそうだが、何より自分に腹が立っていた。浮かれていたせいでバチキンが攻撃される寸前まで気づく事ができなかったのだ。

不甲斐ない自分自身が情けなくて、そして調子に乗っていたバチキンに対しても尻拭いをする形になり、これは一度叱らなくては、と感じたのか無言で近づいて__

シグキン「馬鹿野郎が!!俺がどんだけ心配したと思ってんだよ…!」

と、軽くバチキンを叩く。力はあまり込めてない為それほど痛くないが、バチキンからすれば申し訳ない気持ちでいっぱいだし、何よりシグキンの表情が怖い。心配した、と言っている時は焦っていた感じだったが言い終わると無表情になり、少し口角をあげながら圧をかけている。

バチキンはその様子を見て焦りつつも言葉を返す。

バチキン「いや…その…調子乗っててすみませんでした!!!だから!!鎌を!鎌を構えるんじゃねーバチィ…!」

シグキン「お前なぁ…いつもそうやって調子乗ってっから肝心な所でやられるんだろうが…これでお前の尻拭いしたの何回目だよ…」

バチキン「いやシグキンもそういうミスしてるバチ。人の事言えんバチ。」

シグキン「あ”ぁ?」

バチキン「ナンデモナイバチ」

シグキン「…とにかく、次からは気をつけろよ。返事は?」

バチキン「ハイ」

と、バチキンの反論も虚しく軽くお叱りを受けた後、コブリンの母親らしき人がもう一度ちゃんとお礼まで言おうと思ったのか近づいてくる。

コブリン(母親)の住民「本当にありがとうございました…息子の命の恩人です!!助けてくれなかったら今頃…」

シグキン「いや、気にすんな。…ああいう奴らがいつも襲ってくんのか?」

コブリン(母親)の住民「ええ…最近はいつも、ではないんですがね。『リリア様』が私達を守ってくださるので…」

母親がお礼を言った後、シグキンは興味本位で「いつもああいうのが襲ってくるのか」と質問すると、最近はそうではないと言った後に、知らない名前の人物の名を言った後、どこか安心感のある表情になっている。

バチキン「りりあさまぁ?」

バチキンが聞いたことのない名前に驚き、復唱すると__

一つ目の魔物の住民「この国を治めている魔王様さ。」

住民達の中にいたのであろう一つ目の小柄で可愛らしい魔物が二人の前に現れる。

バチキンはそれを聞いてびっくりして「魔王様ぁ!?そんな偉い人がいるバチか!?」と大声で叫ぶ。
一つ目の魔物はそれを見て逆に驚いており、「あんたらマジで何も知らねーんだな…」と再確認しているようだ。

シグキン「そうなのか…そのリリア様ってやつがこの国を治めてんのか?」

一つ目の魔物の住民「そうだよ。リリア様は特に人間が嫌いらしくてね。昔のルメンクスとの戦争のせいらしいけど、真意はわかってないとか、わかっているとか。オイラは人間にもいいやつがいると思うし、早く争いなんか無くなってしまえばいいんだけどな。」

どうやら皆が言う『リリア様』は特に人間が嫌いらしく、その原因は昔の隣国であるルメンクスとの戦争によるものだそうだが、真意は曖昧のようだ。一つ目の魔物は早く争いがなくなってしまえばいい、と思っているようで、その表情はどこか悲しげである。

シグキン「ああ、そういえば…さっきエネルギー弾を打ったやつって…」

と、シグキンはさっき助けてくれた人にお礼を言おうとキョロキョロあたりを見回しており。

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