語り手(スレ主) 2023-01-19 18:17:24 |
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【光ノ国_ルメンクス〈市場〉[夏菜子、カリア]
>アルファ06|エマ|魔理沙|デイジー|リリィ|優希|市場ALL
夏菜子「森のおやしき!すっごいね!私もおやしきにすんでるんだ~!」
夏菜子は目をキラキラ輝かせて答えた幼い少女(デイジー)に対し自分もそういった「お屋敷」で暮らしている、と嬉しそうに話す。彼女もまた、人間達の世界へなかなか赴かずに過ごしてきた為、改めて世界の広さを実感する事だろう。
__とはいえ今ここにいる世界は元々自分がいた世界ではない為、ふと「自分が住んでいたところにもこういう子達はいるのだろうか」とぼーっと疑問に思いながら考えていたが今は考えなくてもいいと感じ、すぐに頭の中から消してしまう。
年齢が近い事もあってか、かなり貴方が気に入った様子でにこにこ、上機嫌で嬉しそうに話す。が、暫くするとエマが彼女達(デイジー、リリィ)に提案を持ちかけ、「一緒に来てほしい」と言われた途端怯え出してしまう姿を目撃し、かつての自分と照らし合わせる。
何か辛いことがあったのだろうか、と感じて、少し複雑な表情をしつつも、目の前にいる二人の人形に手を差し伸べる。
夏菜子「だいじょーぶ!こわくないよ!わたしもおねえさんについてくよ!
なんでかわかんないけど、わるいおねえさんじゃないとおもうの。
なにかあったら、わたしがすっごーいまほうで、やっつけてあげる!だから、いっしょにいこ!」
と、はにかんだ笑顔で自分も大人(エマ)ついていくこと、何かあったら自分がやっつける、と元気にそう伝える。
だが、不安を感じていないと言ったら嘘になる。自分だって不安だ。信用していいかさえわからない。いきなりやってきては話しかけてきた人を信用できるかと聞かれれば微妙だろう。
とはいえ、自分が泣いたって、不安だと言ったって、感じていることは皆同じなのだ。どうしようもない。
我慢は大事だと、教わった。しっかり実践すれば、きっと乗り越えられる筈。
それに、もし何かあっても__お父さんが、私にはついている。
だから、きっと大丈夫。そう、半ば無理矢理自信を強く持ちながら、はっきりと彼女達(デイジー、リリィ)に伝えて。
カリア「夏菜子…」
カリアはその様子を見て驚いた。あまり人と関わっていないにも関わらず、こんなにも元気で、他の子供と何ら変わらないくらいの明るさで話していたからだ。
相手が人間じゃないことや魔法が使えることが大きな要因にはなってそうだが、あまり心を開かない場面が多く、それを数多く見てきた自分自身にとっては、かなり珍しい事だった。
素直に喜べない、捻くれた自分がいることに情けないと感じる__やはりどうしても心配になってしまうのだ。
幸か不幸か、それははっきりとわかった。
どこか無理をしている気がする。変わった環境で、右も左も分からないんだから、もっと甘えてもいいのに。
彼女は、不安にさせないように、一生懸命教えているのだ。「安全であること」を。
自分がくよくよしていたって、泣いていたって、どうしようもないことを、理解しているのかもしれない。
とはいえ、まだ人生の半分すら行っていない、子供の中の子供である彼女が、そんな事をわかっているのかどうかはわからない。自分の考えすぎかもしれない。
そう思いながらも、夏菜子や人形達の様子をじっと見守っている様子で。
【闇ノ国_テネリタス〈住宅街〉[シグキン、バチキン]】
シグキン「さて、次は誰にすっかな…」
バチキン「住民なんかいくらでもいるバチ!片っ端から話しかけるバチよー!すみませーん!」
住民を探そうと、シグキンが先頭になり探索を続ける。バチキンは辺りを見回しながら、片っ端から話しかけるぞ、と自分が活躍した(と勝手に思っている)ことに誇りと自信を持っているようで、先程よりはかなり上機嫌の様子。
_そして、また新たな住民を見つけたのか、すみませーん、と言って話しかける。シグキンはびっくりして「おい、ちょっと_」と、慌てた様子でバチキンについていく。
彼女が話しかけた相手は、シグキンが先ほど見た「獣の耳」が生えている人間であった。
ケモ耳の住民「ん…あ、さっき騒がれてた新人さん。」
耳の形状からして、ウサギだろうか。ぼーっとしていた様子だったが、話しかけられるとすぐに反応し、先ほどシグキン達の会話も聞こえていた様子で、新人、とのんびりした声で話す。
バチキン「可愛い耳バチね~この国にはいろんな魔物が住んでるバチ。」
と、触ってみたそうにじっと耳を眺めながらこの国にはいろんな魔物が住んでいる、と物珍しそうに辺りを見回している。
ケモ耳の住民「ど~も。嬉しいね~、そういうの言われると自信つく~。」
そしてケモ耳の住民は嬉しいね~、とのんびり口調で返しつつも感情はしっかりあるようで、先程よりかは上機嫌になっている様子。
シグキン「荒川に似てはいるがちょっと違う口調だな…さっきの会話が聞こえてたんなら、お前に聞きたいことがあるが、それはもうわかるよな?」
ケモ耳の住民「うん。テネリタスには人間は住んでないんだ。逆に、ルメンクスには魔物は住んでない。
人間達は「魔物=危険で悪いヤツら」だと思ってて、時々いろんな場所に現れてはワタシ達を襲うんだよ。ここら辺はおとなしい魔物が多いんだけど、凶暴で悪い奴らも少なくないのさ~。悪いヤツらは人間を襲いに行ってるらしいよ。」
ケモ耳の住民の喋り方や声を聞き、何となく自分の仲間の一人もこんな感じだったな、と思いつつも口調だけ考えるならちょっと違うだろうと感じ、さっきの会話がわかるなら、何を聞きたいかわかるだろうと言うと住民はすぐに答える__
テネリタスには人間がいないこと、そしてルメンクスには魔物がいない事を話し、人間達は魔物は危険で悪い奴らだと思っているらしく、いろんな場所に現れては自分達を襲う、と説明する。ここら辺はおとなしい魔物が多いが、凶暴生物も少なくはないようで、人間達を襲っているらしい。
シグキン「うわぁ…まさにどっちもどっちって感じだな…めんどくせぇな。」
バチキン「つまりどういう事バチ?」
シグキン「簡単に言うと、向こうの国の奴らはこの国の奴ら全員殺さないといけないくらいやべーヤツだと思ってて、それは元々この国の一部の悪い奴らが向こうの国の奴らを襲ったせいらしいんだよ。でもこの国の奴らはおとなしい奴が多いから、それに困ってるんだと。」
バチキン「何だか混乱してきたバチ…とにかく、この国の住民は向こうの国の住民と今喧嘩してる感じバチかね!」
シグキン「…まーそんな感じだな。」
シグキンはそれに対し、人間の方も理由はわかると言えばわかるが、流石に度を超えているし、魔物達の方も罪のない魔物まで巻き込まれているんだからたまったもんじゃないだろう。まさにどっちもどっち、と言う感じで、それで人間を恐れているのか、とシグキンは納得する。
もし自分達がこの問題を解決するならちゃんと両国で話し合ってもらったりするしか埒があかないだろうと感じ、めんどくせぇ、ときっぱり言い放つ。
バチキンは何も理解していないようで、シグキンが簡単に説明をする。とはいえだいぶ端折られた状態+あんまりわかってなさそうだがまあ大丈夫だろうと無視をする。
ケモ耳の住民「なんか昔っから国同士仲が悪いみたいだよ。」
シグキン「…もしかしてこの問題昔っからあったんじゃねえのか…??」
ケモ耳の住民「ワタシもそう思ってるよ。真実はわからないけどね。」
シグキンはなんとなくさっきの問題が昔からあったんじゃないかと睨んでいるが、住民は知らない様子とはいえ同意見を述べている。
シグキン「なんだ…その…大変だな。まあ、でも情報はもらった。ありがとな。」
バチキン「バイバイバチ~!」
ケモ耳の住民「は~い。気をつけてね。」
と、軽くシグキンがお礼を言い去っていく。住民も手を振り、嬉しそうに見送っている様子。
シグキンもバチキンも、また情報を集めるために住民を探している様子で。
(/この後一回戦闘を挟みたいのですがよろしいでしょうか?相手はモブのルメンクスの戦士で、こっちが出そうと思っていますが、何かご要望などありましたらお申し付け下さい。)
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