一見さん 2023-01-18 21:03:18 |
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えぇ、以前は。ですが、息子を亡くしてからと言うもの唸り声を上げるだけになってしまって会話もままならないんです……貴方とはまた違った意味で手のかかる男ですよ。
(気になるようでしたら、耳栓をお貸ししますよと付け足しながら、思い出したばかりの情報を淡々と続ける。彼が共に捕らえられたまだ人間の形を保つことができない子熊を亡くしてからもう4ヶ月も経っていた。そんな事実に時が経つのが早いな、と月並みの感想を抱く)
なるほど…ではペットというより家族に近いのでしょうか?
(彼は言葉を発せずふよふよと辺りを浮かぶだけ、しかし主人を守ろうとする意志はあるように思える海月に随分と愛着を持っているようだった。きっとこんな閉鎖的な空間での癒やしの一つになるだろう。カルテにこの海月を実験の要素の内に入れるべきではない、と書き記しつつ顔をあげる。"おや、恐ろしい。安心なさい、貴方を殺すつもりはありませんよ"それに対し微塵も恐ろしさを抱いてない様子でにこやかにそう返す。)
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